BLP-Networkでは、2023年度休眠預金事業における第2クールの伴奏支援プロジェクトの一貫として、助成先団体の皆様向けに全3回の「専門家活用研修」を企画しています。

10月15日に、その第1回目「お金編」をオンラインにて開催いたしました。

本研修は、助成先団体のリスクマネジメント支援および経営基盤強化の一貫として、今回は、公認会計士や税理士といった「お金の専門家」をお招きし、助成先団体でどのように活用し、伴走してもらうかことができるのか等についての理解を深めることを目的として実施されました。

研修の内容

1. 公認会計士の役割と活用(講師:大塚 怜代 氏)

前半の講義では、公認会計士の大塚怜代先生より、会計士の専門性や役割についてご解説いただきました。公認会計士は財務諸表監査や内部統制の構築、組織づくりに強い強みを持っており、非営利団体においても日常の会計業務や仕組みづくりなど、多様な場面で相談が可能であることが紹介されました。また、非営利団体における報酬相場や、大塚先生が所属されているプロボノ団体「アカウンタビリティフォーチェンジ」の取り組みについてもご紹介いただきました。

2. 税理士の役割と税務実務(講師:本郷 順子 氏)

後半の講義では、税理士の本郷順子先生より、NPO等の運営における税務の実務ポイントについてご説明いただきました。講義内では「決算書は数字で書いた事業報告書である」と位置づけられ、支援者に対して資金の活用方法を適切に伝えるためだけでなく、助成金や寄付金の獲得においても不可欠なツールであることが強調されました。あわせて、収益事業の判定や消費税、源泉所得税など、税理士を効果的に活用できる具体場面について分かりやすく解説していただくとともに、税理士とつながることのできる窓口として税理士による公益活動サポートセンターや公益アシストもご紹介いただきました。

3. 質疑応答・意見交換

質疑応答および意見交換の時間では、監事である会計士と顧問税理士への相談内容の使い分けや、日常的な「月次レビュー」の運用の進め方などについて、講師陣と参加団体との間で活発なやりとりが行われました。実際の現場で取り組まれている具体的な事例なども共有され、学びの多いセッションとなりました。

こちらの研修は全3回を予定しており、次回は11月9日に「人事・社労士編」の開催を予定しております。